赤ら顔になる5つの原因

赤ら顔=赤面症の事で、赤ら顔になりやすい人とそうでない人がいます。
その原因として大きく5つありますので紹介します。
皮膚の薄さ
赤ら顔の原因として考えられる主なものは5つあり、まず、1つ目は「皮膚の薄さ」です。
皮膚には二層目に真皮と呼ばれるものがあり、そこには毛細血管が集中しています。普段はその毛細血管は目に見える事はないのですが、皮膚の一番上の表皮の部分が薄いとその毛細血管が透けて見えてしまいそれが赤ら顔の原因となります。
どうして皮膚が薄くなってしまうのかというと、主な原因は加齢です。
肌のコラーゲンやエラスチンの量が減少する事で表皮が薄くなり、これは年齢と共に減少していくものですが、若い人でも洗顔の仕方が悪かったり間違ったスキンケアをしていると肌のコラーゲンやエラスチンの量が減少し肌が薄くなる原因となります。
毛細血管の拡張
2つ目の原因としては「毛細血管の拡張」があります。
毛細血管には外気温に合わせて血管を拡張させたり伸縮させたりする事で温度を一定に保つ性質があり、寒い地方に住んでいる人ほど室内外の温度差が大きいので血管の拡張・伸縮が頻繁に起こり、暑い地方にすんでいる人は室内外の温度差があまりないので血管の拡張・伸縮があまり起こりません。
毛細血管は拡張と伸縮を何度も繰り返していると収縮する力が低下していき、皮膚の温度を低下させないために拡張していた毛細血管が収縮せずに拡張したままになってしまいます。
毛細血管が拡張したままになると顔が赤く火照ったままになり、それが赤ら顔の原因となります。
しかし、毛細血管は生まれつき多い人もいれば、体質的にもともと毛細血管が拡張している人もいますので、寒暖差のある地域に住んでいるから必ずしも赤ら顔になるという訳ではありません。
ニキビの炎症
3つ目として「ニキビの炎症」があります。赤ニキビは炎症を伴うニキビで、赤ニキビができた周辺の皮膚は赤くなりその炎症が血管を拡張させ赤ら顔の原因となります。
赤ニキビ周辺の炎症はニキビが治れば無くなるのですが、ニキビが治る前にまた他の赤ニキビができてしまうと炎症が治まらず、それをずっと繰り返していると真皮や皮下組織に色素沈着が起こり赤ら顔の原因となります。
中には体質的に赤ニキビの炎症で赤みが消えずに続き、それが赤ら顔の原因となっている人もいます。
皮脂による炎症
4つ目の原因としては「皮脂による炎症」があります。
皮脂が異常に分泌されると肌の上に余分な皮脂が蓄積され、それが空気に触れる事で酸化が進みます。酸化した皮脂が常在菌と反応を起こすと炎症が起き、それが赤ら顔の原因となります。
皮脂の分泌が多い鼻周辺では同時にニキビもできやすいので、余計に赤みが増す事があります。
アルコールや香辛料、薬の過剰摂取
5つ目の原因としては「アルコールや香辛料、薬の過剰摂取」があります。
アルコールや刺激の強い香辛料には毛細血管を拡張する作用があり、また、アトピー性皮膚炎などの治療薬であるステロイド外用薬の副作用には、血流が滞り肌に赤みが生じてしまうという事がありこれらが赤ら顔の原因となります。
赤ら顔の治療を行う際には、まず自分の赤ら顔の原因が何なのかという事を知る必要があります。